積水ハウス 地震3日後の引き渡し

地震後の積水ハウスの対応、その他問題について書いてます。将来を見据えた家づくりにこだわった小さな平屋のブログです。

アパート再建

まだまだ復興には時間がかかる熊本です。

やっと近隣の全壊家屋の解体が始まりました。

親戚宅は全半壊で解体予定ですが、まだ申請の待ち段階とのことで、解体予定は2年程先だそうです…。

先日、インターネットで液状化について調べると、実家の写真が載っていました。

酷い方だったのかと思います。




以前にも書かせていただきましたが、実家は築13年、セキスイハイムの3回建てのデシオです。その当時は、震度7にも耐えれるとの謳い文句で実家は地震保険にはかかっていませんでした…。見た目はどうもないように見えますが、液状化が酷く、半壊判定です。


2年前に、実家隣にセキスイハイムの賃貸アパートを2棟建てました。こちらも半壊で、現在は退去してもらっています…。実家近くの家も半壊、大規模半壊家屋が多く、熊本市内一帯で賃貸物件も埋まってしまっていることから、工事終了後、入居したいという方が訪ねてこられています。早く、修理に取り掛かりたい思いなのですが、なかなか進んでいません。


さすがセキスイハイム、建物はそれなりに大丈夫ですが、二階への階段のズレやアプローチ部分にはヒビが多く目立ちました。


そして、この際、階段部分をスロープ化できないか提案してみたいと思います。全壊家屋となると古い家屋に住まれていた高齢者が多くおられます。今から終の住処を新築するには、難しい方もおられます。高齢者の入居を進めるために、自分なりにできることを提案してみたいと思います。


僕は医療関係に勤めています。

先日は復興リハビリテーションセンターの説明会にいきました。


リハビリテーションの根本的なところは、生活の再建です。


私が出来る地域への貢献方法を探っています。

地震…

まさかこんな大きな地震が来るとは思いもよらず、どこかで他人事に捉えてしまっていました。

前震では帰宅後、風呂に入り、夕飯のそばを食べていた時でした。


二口食って、経験したことのない揺れ。


側にいましたが、聞いたことのないくらいの嫁の叫び声とガラスを揺さぶられる音。


「大丈夫だから!」


と叫んだ自分と、長かった時間を鮮明に覚えています。


揺れの中、階段を下りてきた母親。



冷静に。


自分を落ち着かせて。


とりあえず外出ると、近所の人もみんな外で怯えており、父親の帰りを待つ母子が怯えて動けなかったので、うちに一時避難してもらうことにしました。


ありとあらゆるもの、戸棚をガムテープ、タオルで縛りました。


翌日は職場の病院に向かいましたが、酷い有様で。

まずは片付け。



気象庁から余震に注意の呼びかけがあったので、余震に備えて、それなりの対応をしました。



実家はセキスイハイムの3階建てです。


前震の後、嫁が酷く怯えてましたので、普段は3階ですが1階で寝ることにしました。


夜中を迎え眠りにつく間もなく本震。

前震よりはるかに長く、大きな揺れでした。


全く動けず、2階で寝る母親を心配しながら、2人で抱き合って、布団をめいいっぱい手繰りに寄せて、頭を守ることしかできませんでした。



揺れの方向にもよったかと思いますが、前震後に貼ったガムテープ、タオルで縛った戸棚、テーブルで押さえていた食器棚。

なんとか無事でした。


カウンター式の戸棚は中身が重いのにも関わらず、想像できない所に移動し倒れていました。



外からはゴーーっと凄まじい水の音が聞こえ、大雨もしくは、最悪、津波かと思いました。



無我夢中で脱出先を探し、外に出てみて気づいたら


雨…降ってなかったね。



その日は隣の駐車場で車中泊。


ゴーー の原因は明るくなって分かりました。


液状化です。


すごい音でした…。


明るくなると損壊が明らかです。

さっきまでコンクリートだった路面が

一面、火山灰のようなサラサラの砂で埋め尽くされていました。


アスファルトの境には大きな段差がいたるとこにあり、車の底をガジリながら、とっさに判断した車の確保をし、避難しました。




現状では外に出ようにも玄関が開かず、窓から脱出。


隣に住む、足に障害のある方のに安否確認をして、なんとか誘導し、引っ張りだしました。


実家は持ちアパート含めて、液状化が酷く、半壊。アパートの補修については今年いっぱいかかるそうで。

この写真は地震直後ですが、あの大雨で更に沈下しました。


本震が4月16日、家の引き渡しは19日。


通勤途中にある新築を見にいきました。


基礎の損傷です。



こんな事例は珍しいとのことで、本社より確認にこられたそうです。

我が家のキッチン

だいぶん空きましたが、我が家の水回りの紹介です。


まずはキッチン



しんぷるです。


クリナップのクリンレディを採用させていただきました。


何度も色あわせをしたのですが…

油汚れの目立ちにくい素材を採用。


特にこだわったと言うわけでもないのですが、嫁さんが、パティシエのため、見えないですが、コンセントは多めに付いています。



水栓はLIXILのタッチレス水栓。

使い勝手がどうかなと心配してましたが、選んで正解!


今では職場の水栓でさえ我が家風に扱ってしまい…あらっ…と思ってしまいます(^^;;




生活感のある一枚。

現在はこんな感じになりました^_^;








地震の影響で…入居後5日後にやっと水がでました!


しかし…



すぐまた断水。



トイレも近くなる前に起きては避難所に向かい用をたしていた状況。

どうせなら業者用の仮設トイレを撤去して欲しくなかった^_^;



この場を借りて申し訳ないですが、支援いただいた皆様本当にありがとうございましたm(_ _)m



心に残る物資の一枚です。